株式会社リミックス代表、PASTA+(パスタピュ)オーナー、起業家、プロデューサー 富永律子「りつこはん」の日々諸々

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38年ぶりのカナダ

4月14日からカナダ、トロントに所属するEO(Entrepreneur’s Organization )のイベント、カンファレンスで来ています。

この季節にしては現地の人驚く、私が到着した夜から空港閉鎖になるくらいの悪天候。

到着した日も、みぞれから雪に変わり、あっという間に積もってしまいました。

14日、セントローレンスマーケットから出た16時くらい。

30分後、セント ジェームズ教会前は積もってきていた…

 

街歩きもそんなに出来ていないので、初めてカナダに行った時の思い出を。

私の祖母(父方)は戦前、学校の先生をしていた兄と一緒に台湾、基隆(キールン)に住んでいたり、息子(叔父)二人をフランスに留学させていたこともあり、大正生まれの彼女は一人でもツアーに参加してあちこち海外に出かけてました。

そして孫も早く海外に行った方が良いと思っていたのか、私が中学2年生の時、当時でも50万以上した朝日新聞が主催する子供のツアーの費用を出してくれました。

カナダのバンクーバー、サンフランシスコ、ロスアンゼルス。
当時猛烈に生きたかったディズニーランド=ロス滞在でした。

当時の50万は現在に換算すると、新卒給料から考えると大体2倍100万円くらいのようです。
でも1ドルが260円で、50万円は2000ドル以下という、円がとても弱い時代でした。
アメリカも今の物価より安かったとは思いますが、ホテルはディズニーランドの中の1泊だけで、あとは大学のドミトリーでした。

バンクーバーではブリティッシュ コロンビア大学(UBC)、サンフランシスコはカリフォルニア大学バークレー校(UCB)。

UBCの広大で緑溢れるキャンパスは、映画の中に出てくるような素敵なところで、ドミトリーも清潔でスッキリしていました。

バークレーでは壁にペイントされ、キッチンには洗われていない鍋があったりして、隣の国なのにこんなに違うのかとビックリ。

バンクーバーではアジア系の人が増えてきた時だったのか、「中国人はトイレ使うな」と老人男性に怒鳴られ、あからさまな人種差別に驚いたり、サンフランシスコでは男性同士で手を繋いで歩いている姿を見て新たな文化に触れたり。

学食で毎日てんこ盛りの食べ物に最初は嬉しくても、だんだん洋食ばかりが辛くなり、1週間余り滞在していたUBCに途中、日本食販売の出店が来たときに買ったカップヌードルがとても美味しく感じられたことが忘れられません。

この旅行での体験で、一番今に繋がっている行動と言えば現地の人との関わりです。

一番時間を長く過ごしたのは、UBCで行われた英語クラスの先生。
英語の内容は全く覚えていませんが、先生のお宅にお邪魔して、みんなでホットドックを作ったことの記憶は鮮明です。
ただソーセージとザワークラウト(キャベツの酢漬け)を挟んだだけですが、忘れられない1食となりました。

今、海外から日本に来る人と食事をよくするのも、現地の人との食事は記憶に残るものなんだなと、この旅行からいくつかの海外旅行での体験から強く感じ、今は私が思い出を作るお手伝いを出来ればいいなと思っているからです。

あれからずっとカナダに来る機会はありませんでしたが、なかなか海外に行けなかった時代に行かせてくれた祖母に感謝して、ひとつの国に二つの公用語があるカナダのフランス語圏側トロントに来たことを感慨深く感じます。

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